鬼火黒バドレックス

S33で使用した黒バドレックスの詳細解説として記載。

元記事はこちら。

 

【個体解説】

バドレックス(こくばじょうのすがた)@きあいのタスキ 

特性:人馬一体

性格:臆病

H175-Ax-B101(4)-C217(252)-D120-S222(252+)

アストラルビット/サイコショック/鬼火/挑発

 

起点作り、起点潰し、アタッカーを兼ねる最安定の初手出し要員。

安定攻撃技のアスビとショック、起点作成のための鬼火、相手の起点潰しのための挑発を技構成とする。

 

鬼火採用するメリットを以下に説明する。

理由①:ザシアンを機能停止にして裏のエース達をより安定して通せるようになる。

初手バドザシが対面した時に大体突っ張ってきてくれるため、鬼火→ランドの受け出しが安定しそのままランドの起点にできるor流す動きが強かった。

理由②:黒バドでイベルタルや相手のバド受けの対策が容易にできる。

→バドザシで一番重いイベルタル対策を考えていましたが、物理や特殊かが自分視点では分からない。火力特化イベルタルに受け出しができるポケモンがいない。等本当に厄介なポケモンでしたが、

火傷+チョッキサンダーを使用し以下の動きでイベルタルに対する想定されない隠れた安定技として使用することができました。

〇アスビ読みの受け出しで出てくるイベルタルの場合

→特殊の場合、火傷にすることでイベルタルの一番強い技、不意打ちの火力を大幅にさげることができる。火傷はさほど関係しないが次ターンでサンダーで受け出しが効く

→物理の場合、火傷で火力を大幅に落とすことで物理耐久にほぼ振っていないチョッキサンダーでも受け出しが効く

といった鬼火→サンダー引きが安定行動になるため、構築単位で重いイベルタルを黒バドでメタる動きが誰にも想定されずイージーウィンを量産してくれました。

〇受け出しで出てくるポリゴン2やバンギラスの場合

→火力を相手依存のイカサマに頼っているケースが多いが威力を火傷で下げられるかつHPを地味に削って受けにくくさせることができる。次ターン以降で挑発を打ち→ラオスに交代して起点にする動きが取れる。

〇対面でタスキを盾にバドを処理しにくる悪ラオスやエースバーンの場合

→不意打ちを透かして火傷でタスキを削りつつ機能停止できる。

次ターンランドやラオスなどに交代して起点にする動きが取れる。

〇ラッキーの場合

火傷は自然回復されてしまうが、鬼火を見せることで挑発の技スペースがないのではと思ってくれたのか(それともスカーフ一点読みで出して来たのか?)居座って補助技が選択されるため、挑発で無力化してそのまま黒バドの起点にする動きが取れる。

ガオガエンやホウオウの場合

魂を込めることで対策。

ガオガエンの場合、構築上一番困る鬼火と捨て台詞を防ぐため交代読みで挑発。→ラオス引き。

ホウオウの場合、そもそも構築上初手に来やすいため初手出しを止めて、他の取り巻きを見てランド、ラオス、バンギ、(もしくはサンダー)を初手に置いていた。

理由③:ラムのみでの状態異常対策をさせない。

・ラム持ちの剣舞や龍舞には一度しか当たらなかったのでアレですが、人馬一体は緊張感が込みなのでラムを保険に積んでくるアタッカー(具体的にはグラードンネクロズマ)を機能停止にして物理耐久が高くない黒バドでも攻撃を耐えやすく相手を大きく削ることができる。

上記の3点により初手鬼火を選択する動きが大体の構築で安定択かつ強かったため採用しましたが、本当に強くなぜ誰も使用しないのか不思議で仕方がありませんでした。(たまたま一度も当たらなかっただけで実は使われているのでしょうか?)