【ポケモン剣盾S33シングル】全対応汎用型バドザシ


事情により月末や夜のプレイは難しく上位を狙ったことすらありませんでしたが、今期で引退となるので記念投稿致します。

200戦超対戦し、どうしても無理な相手は1パターン(ディアルガ×エルフーン×メタモン)だけだった非常に汎用性の高い構築になっていると思います。

初めて記事を書くので見づらい点もあるかと思いますが一読していただければ幸いです。

 

2構築ですが、違いはザシアンのみです。(左(上)がメイン、右(下)がヌオー絶許構築)

以下、左のザシアンをザシアン①、右のザシアンをザシアン②と記載します。

厳選する時間の余裕がないため色やPP、使用しないACの個体値、混乱実対策などを甘えております。ご了承ください。

 

 

 

【構築経緯】

・対面選出にもサイクル戦にもTODにも対応できること、(ザシアンは例外として)ダイマしてもしなくても強いポケモンを使用すること、ラッキー、ゴチルゼル等の害悪ポケモンは使わないことを剣盾環境での基本理念にしていたのでこの条件に当てはまるポケモンから採用するつもりでいました。

・高火力とスピードで相手に対する選出圧力が強い(=選出が読みやすく私でも読みが成功する)なにより使い慣れている黒バドレックス×ザシアンは確定してました。

・最低限のサイクル性能を持つ、バドザシをメタモンにコピーされた時のケアが最低限効く、なにより使い慣れている霊獣ランドロス×ポリゴン2を選択。(最終日にポリゴン2→バンギラスへ変更)

・スカーフカイオーガイベルタルに大きく不利をとるため対策枠が必要なのが課題でした。そこに突然頭に降りてきた珠持ちC特化ダイマイベルタルに後出しが効いて返り討ちにできるチョッキサンダーを採用。

・害悪型ジガルデや受けループへの勝ち方が分からない、バドザシが不利を取りやすいホウオウがきつい、初手タスキマンムーやスカーフGヒヒダルマ、HBポリゴン2などまだまだ課題だらけだったのを解決したかった。そんな時に以下の動画を拝見し思いついた水ウーラオスを採用。

 

(※当構築のウーラオスは動画で紹介されていたウーラオスとは努力値振りが違いますが原案となったのでご紹介します。動画投稿者様の許可はいただきました。ミーヤch様ありがとうございます。)

youtu.be

 

【コンセプト】

・黒バドで起点潰しと起点作成を行い、サンダー、ラオス、ランドを通す。

→バドザシの対策をしていないプレイヤーがまずいないためバドザシ対策枠を選出させて、裏のエースで勝ちに行く。

・各個体が汎用性の高い型となっているため選出が噛み合わなくても十分戦えること。

→役割破壊型が多いので相手が出してくる対策枠をこちらが突破してイージウィンを狙いやすい、各個体がそれぞれ3タテを決めた試合があるぐらいのパワーがあるのでメンタル的にも自分のポケモンを信じて戦えた。

・想定されない型を使用し相手視点から見えないメタを張る。

→相手視点、ランドとサンダーのどちらかが珠アタッカーor物理受け、ウーラオスがハチマキだと容易に予想できる。(バドのタスキは自分からバラシに行って、ウーラオスがこだわっていると思い込ませる)相手の想定から外れることで相手に間違った行動をさせて勝機を見出す。

・バドザシの天敵メタモンの対策を複数用意することでメタモンに選出を縛られにくする。そのため選出の幅を広げられるため、対応範囲が広がる

(※それでも多少縛られてしまいますし、積み過ぎに注意が必要、相手より先にダイマが非常にしづらくなる、対面寄りの動きになってしまうなど、厳しい部分はどうしても否めませんがメタモン入りへの勝率は5割以上をキープ出来ていたと思うのでスカーフバドで50%の勝負を仕掛けるより良かったと考えています。)

コピーバド←サンダー&バンギで対応

コピーザシアン←ランド&ラオスで対応

コピーランド←ランド&ラオスで対応

コピーサンダー←バンギ&ザシ&サンダーで対応

コピーラオス←難しいがラオス&ザシで対応

コピーバンギ←ザシ&ラオスで対応

・環境トップのザシアンに怯えずに済むポケモンで戦う。

 →ウーラオスバンギラスでも状況次第になってしまいますがザシアンを返り討ちにできる型になっているためザシアンをさほど気にせずに選出できるようにした。

 

【個体解説】

バドレックス(こくばじょうのすがた)@きあいのタスキ 

特性:人馬一体

性格:臆病

H175--B101(4)-C217(252)-D120-S222(252+)※A個体値8~9?の妥協個体

アストラルビット/サイコショック/鬼火/挑発

 

起点作り、起点潰し、アタッカーを兼ねる最安定の初手出し要員。

安定攻撃技のアスビとショック、起点作成のための鬼火、相手の起点潰しのための挑発で個人的には完結に近い技構成でした。(強いて言えば構築で重いガマゲロゲ対策にリフストが欲しい。)

・相手視点初手出し安定に見えるザシアンを誘って起点作りに利用する

・相手の起点作り要員への回答

・受け出しで出てきやすいイベルタルを火傷にすることで後述のチョッキサンダーと合わせて、イベルタルの物理特殊の両対応が効く

・初手ダイマをしてくる相手をタスキを盾にターン消費させる

・ルギアのマルスケを火傷で剥がす

など非常に使いやすく選出した対戦全てで絶対に活躍してくれた非常に汎用性の高い型だと思います。

カイオーガorホウオウ入り、受けループ以外のほぼ全ての構築に初手出ししました。構築の軸であり、命中不安の鬼火が重要な場面で一度も外れなかった奇跡もあり全幅の信頼を置いていたので選出率1位。

具体的な動かし方は長いので別記事で記載。(読む必要はさほどありません。)

鬼火黒バドレックス - tac_red191’s diary

 

 

ランドロス(霊獣)@オボンのみ 

特性:威嚇

性格:腕白

H192(220)-A165-B151(220+)--D100-S120(68)

地震/岩雪崩/空を飛ぶ/ビルドアップ

HB-ザシアンに受け出しして巨獣斬を大体の確率でオボン込みで2耐え、氷の牙を最高乱数切り耐え、その他大体の物理アタッカーの攻撃もオボンやビルドアップで2~4耐え

 コピーザシアン①に対しオボン込み2耐え

 コピーザシアン②に対しオボン込み2耐え→返しの地震でコピーザシアン②が確定1発

A-火傷ダメ×2+ダイアースでH252ザシアンが確定落ち

AB+1で、A+1ザシアンの巨獣斬を大体の確率でオボン込みで2耐え、氷の牙を最高乱数切り耐え→返しの地震でH252B44振りのザシアンまで確定1発

S-大体の耐久振りホウオウ抜き(ホウオウのSが大体118であることを想定。)

 S+1で最速ルギア抜き

 S+2でS+1最速霊獣ランドロス抜き(←ダイジェットで1体倒した後に死に出しで出てくるダイマランドに対しお互いダイジェットを打ち合った際に先手を取られて負けるケースがあったため。)

 

物理受けのクッション要員もダイマアタッカーも兼ねられる汎用性が非常に高い欲張り型。選出率2~4位(ランド、サンダー、ラオスがほぼ同率。)

技は安定の地震と空を飛ぶ、コンセプトのビルドアップ、持ち物はHP管理が必要なためオボンまで確定しておりました。

岩技は最後まで悩みましたが、岩石封じだとメタモンにコピーされた場合ランドのSを落とされてしまい全抜きが出来なくなる。ストーンエッジはそもそも当たらなかったかつメタモンに急所を当たられて負けたのでメタモン対策と命中率を考慮して岩雪崩としました。(これはこれでメタモンに無限ひるみさせられる危険はある。)

HB極振りでもザシアンは受かるとは限らない、ザシアンが死に出しで出てきた場合威嚇が入ってないため受からない、など霊獣ランドではザシアン対策は不完全だと思っていました。

しかし構築で重いエースバーンや相手の霊獣ランドロスなどに受け出しして切り返せる点、不完全なザシアン対策をランドのBを上げることで択を増やせる点。なによりもバドザシ構築で最も考慮しなければならないメタモンの引き先が必須な点、最悪突破されたとしても威嚇のAダウン分の仕事は最低限できる点が何だかんだで使いやすく腐らないと思っての採用です。

基本的に初手には置かず相手の物理アタッカーを見てから受け出しして使用してました。すると相手視点与えたダメージを見てこちらのランドがHB極振りに見える、ビルドアップを見せるとみがわりビルドアップ型と誤認させやすい(たべのこしはバンギラスが持っているようにも見える)ためダイジェットが考慮されず、ステロ読みなどで出てきたウーラオスなどを出オチさせたりしていました。

またSに振ってあることも考慮されないためホウオウを上から岩技で落としに行くことも狙えます。

やけどや蛇睨み麻痺になってもクッション要員としてはそのまま使用できるため聖炎や麻痺透かしとしても使用するときもありました。

 

サンダー@突撃チョッキ 

特性:プレッシャー

性格:控えめ

H169(28)-A99-B106(4)-C170(76+)-D129(148)-S152(252)

暴風/雷/熱風/蜻蛉返り

HD-臆病オーガの潮吹き確定耐え

  C特化オーガの150ダイストリームを乱数2つ切り耐え

  C特化珠イベルの暴風ダイジェットに受け出し後ダイマ込み悪波ダイアークを確定耐え

  C+2コピー黒バドのアスビを中乱数(3割~4割ほど)2発

  →ダイマ時有利乱数2耐えのためポリ2/バンギを選出しなくても切り返しが効きやすい。

C-D4振りダイマイベルタルに対し珠ダメ3回+ダイジェット+ダイサンダーで確定落ち

 (珠ダメ20*3+ダイジェット最低乱数114+ダイサンダー最低乱数228=402)

    コピー黒バドに対しダイワーム→ダイジェットで確定落ち

HCD-コピーサンダーの雷が低乱数3発、こちらのサンダーの雷が高乱数2発。

S-準速イベルタル抜き

A-蜻蛉返り/ダイワームのダメージ考慮で個体値Vを推奨

B-余り

 

高火力特殊アタッカーを受けつつ切り返す攻防一体型。本構築のサイクル戦の要。メタモンにコピーされても困らないことを意識した型。選出率2~4位(ランド、サンダー、ラオスがほぼ同率。)

珠アタッカーでも物理受けでもない、偶に見かけるチョッキサンダーとも努力値振りが違う本構築のためだけの革命型でした。

特性はS判定のためだけにプレッシャーだが静電気でも良かった。

技構成は対オーガ/イベルのコンセプトで必須の暴風と雷、火力を削り過ぎて実は勝てないザシアンに少しでも抗う&コピーサンダーに打つことがある熱風、動きを阻害されない交代技かつ対特殊受けとしての性能をダイワームで補強できる蜻蛉で完結していました。ボルトチェンジの方が良かった場面もありましたが、試合結果に影響は出ませんでした。)

ワームは蜻蛉を見せなければ相手に考慮されないため勝負を決める一打になることもありました。特にオーガ強者の方はジェット→バーンを読んでストリーム→アイスを打ってくる。そこにジェット→ワームを打つことで2発目がストリームでもアイスでもダメージを抑えられる安定択になる、突破されたとしてもCを下げているため後続に繋ぎやすい非常に使い勝手の良い技でした。

相手のオーガが勝手に雨を降らせてくれるため暴風も雷も最高に使いやすかったですし

火力の無さを意識することも(対ザシアンを除けば)ありませんでした。

またここまでDを振っているためオーガイベルに限らず、色んな特殊アタッカーとの打ち合いを制して数多くの勝利を掴んでくれた功労者です。(C+2テッカグヤのダイロックをダイマして半分ちょっとしか喰らわなかったのは目を疑いました。無振りだとダイマしても確定落ちのはず。。。

詳細な動かし方などは長いので別記事で記載。(読む必要はさほどありません。)

対オーガイベル用チョッキサンダー - tac_red191’s diary

 

ウーラオス(れんげきのかた)@食べ残し

特性:不可視の拳

性格:陽気

H177(12)-A150-B151(244)-Cx-D80-S163(252+)

水流連打/ドレインパンチ/身代わり/ビルドアップ

H-食べ残し意識の16n+1

 ヌオーの熱湯やポリゴン2の冷ビで身代わりが割れない。

B-ジガルデやヌオーなどに身代わりができるだけ割られないように限界まで振り

 ポリゴン2のイカサマやガオガエンDDラリアットで身代わりがまず割れない。

 A特化珠ガマゲロゲのダイソウゲンを確定耐え※構築で重いゲロゲに抗う択を増やせる。

S-最速ミミッキュ、ジガルデ、キュレム、ホウオウ意識で最速

 

誰にも考慮されなかったBS振りの本構築の特大地雷。

相手視点そもそも悪か水かも選出されるまで分からないのもあるのか本当に刺さってました。

かなりクセのあるウーラオスですが、使い方が分かれば非常に使いやすい型でした。この環境に適応した型ではありますが、今後も無名であって欲しいと思います。

物理アタッカー 兼 物理受け 兼 HP管理が自分でできるのでサイクル戦も担当 兼 当構築におけるまさかのTOD要員。

バドザシの選出圧力で受けポケを出させて嵌め殺す凶悪型でした。

ダイマを切ることなく一番多く3タテを量産し、20~30回は相手に降参を選択させた本構築一番のエースです。(ドレパンの回復込みで最終的に1ダメージも食らわずに3体倒した完全試合すらありました。あの時の対戦相手には申し訳ないことをしたと対戦後ちょっと後悔しました。)

選出率2~4位(ランド、サンダー、ラオスがほぼ同率。)

 

もともとは対ジガルデへのピンポイント選出のつもりでした。。が超耐久によりザシアン相手にも殴り勝つとんでも型でした。

技構成は、打点となる水流連打、HP管理のドレパン、コンセプトの身代わり/ビルドで完結。

動かし方や原案となったラオスとの違いなどはまた長くなったので別記事に記載しました。

身代わりビルドレイン連撃ウーラオス - tac_red191’s diary

 

バンギラス@命の珠→リリバのみ

特性:砂起こし

性格:意地っ張り

H191(124)-A204(252+)-B130(0)-Cx-D120(0)-S98(132)

ロックブラスト/炎のパンチ/冷凍パンチ/竜の舞

H-191調整 リリバ込みでA+1特化ザシアンの巨獣斬確定耐え

A-特化 A+1ダイバーンでH199(252)B150(116)のザシアンまで確定1発

S-無振り日食ネクロズマ抜き

 

最終日前日に用意をして最終日に急遽投入したため、考察が大分甘い諸説枠です。

もともとこの枠は長い間信頼していたトレースHD固くなるポリ2をいろんな相手を満遍なく受けれる両受け型として使用していました。しかし、突破されることが多く相手の起点になってしまい負ける要因の一つとなってしまっていました。

そのため総合耐久力は落ちますが、ポリ2の一番大事な役割である黒バド&サンダー対策が可能で相手の起点にされにくいアタッカー気質のポケモンとしてバンギラスを採用しました。

結果としてダイナホウオウに有利になりましたがディアルガが不利になりましたので一長一短かなと思っています。(イベルは気合玉や物理を考えるとバンギでは見れないと思っていたので対イベル戦では信用していませんでした。)選出率は最終日投入なので6位。

 

技構成は必須の岩技枠としてロクブラ、ナットやザシアン、鋼飛行組を受け出されるため炎パン、火力と日食ネクロ意識で竜舞でしたが、冷パンだけはランドが一度も来なかったため打たず、結果論ですが噛み砕くや地震、ステロの方が良かったです。(特に地震ならダイアースのD上昇も狙え、受け出しで出てきたザシアンに半分以上ダメージが入り、次ターンの巨獣斬をリリバで耐えて地震で倒すといった動きもできた。)

砂起こしも相手のタスキの心配が減る、天候の書き換え(特に晴れだとサンダーやラオスが使いにくい)など地味に役に立ちました。こちらのバドのタスキは役割上鬼火や挑発を打って退場するのも仕事の一つなのでタスキが削れることについてさほど意識はしていませんでした。

有利不利がはっきりしているので広い技範囲を生かして積極的に交換読みを仕掛けに行きました。回復能力はないので大火力での短期決戦を想定し最初は命の珠を持たせましたが、HPが勝手に削れる分特殊受けの役割がこなせない場面があったことと、ザシアンに怯えたくないのでリリバのみを最終的に持たせました。リリバはザシアンと日食ネクロ対策になるかなと思い持たせましたが、しっかり活躍しザシアン対面安心して突っ張ることができ、ザシアンに大ダメージを与える試合もありました。

Sは日食ネクロにも抗えたらとも思いつつここまで速いバンギはそんなに想定されないのではないかと思っての振り方ですが、対戦回数が少ないこともあり活きた場面はなかったかと思います。おそらくより良い調整がきっとあったと思います。

 

ザシアン①@朽ちた剣 (全体の150戦ほどで使用)

特性:不撓の剣

性格:陽気

H199(252)-A190-B135-Cx-D153(140)-S201(116+)

巨獣斬/インファイトワイルドボルト/剣の舞

HD-臆病オーガの潮吹きを最高乱数切り耐え

    控え目珠イベルの晴れ補正無しダイバーンを最高乱数切り耐え

  ゴツメダメ1回 + C+2特化ゼルネの140ダイサンダーを確定耐え

A-メタモンを意識して無振り

S-準速ザシアン抜きかつ準速スカーフバド(S202)を使用していた時の名残り

 

単純にザシアン以外の禁止伝説を使い慣れていないための採用ですが、

優秀すぎるステータスと最強クラスのタイプでパーティ全体のタイプ補完を担ってくれる、何より相手への選出圧力の高さで選出しなくても仕事が出来てしまう反則的なポケモンでした。選出率5位。

技構成は当然の巨獣斬、黒バドと攻めの相性が良いインファ、ホウオウや鋼飛行組がやたら受け出されるので対策としてワイボ、火力が足りないので補強のための剣舞で大体完結でした。(じゃれや身代わり、電光石火が欲しい時はありましたが、それでも上記4つの優先度の方が高いと判断しました。)

基本的には相手のザシアン対策が厚すぎる、ザシアンミラーに弱い型のため選出はあまりしませんでした。が元々ザシアン受けを誘って倒す構築なのでそれで問題ありませんでした。

例外としてオーガ、ゼルネ、(たまに)イベル入り構築に選出していました。

オーガ入りにサンダーが初手出しし難いと感じた場合にザシアンを初手に投げてました。もともとサンダー単体ではオーガの対策には不足と考えていたので、対オーガはメインプラン:サンダー、サブプラン:ザシアンとして使用できるようにと思っての調整です。

また、ザシアン抜きだとゼルネアスがとんでもないことになるのでゼルネ構築にはどんなに不利でも必ず投げてました。もともとはオーガ対策のHDですが対ゼルネ入りにも、サイクルで多少削られてもまだダイマゼルネの攻撃を耐える可能性が残りやすい耐久だったので使いやすく本構築の相性にピッタリ嵌る調整だったと思っています。

 

ザシアン②@朽ちた剣 (全体の50戦ほどで使用)※ネタ枠です。

特性:不撓の剣

性格:おっとり(※誤字にあらず)

ポケモンバトルベータベース様におけるS33のザシアンのおっとり率は圏外であった。

H167(0)-A202(92)-B121-C145(252+)-D135-S189(164)

巨獣斬/インファイトワイルドボルトムーンフォース

A-HB奇石ラッキーに対し、ムンフォ+インファでそこそこの乱数で落とせる

 コピーザシアンの攻撃をランドやラオスが耐えられる。

B-メタモンにコピーされた場合、ランドの地震ラオスのA+1水流連打で確定1発

C-ムーンフォースがH252D4ヌオーに対し6/16の乱数で半分以上ダメージが入る

S-最速エースバーン抜き

 

単純にザシアン以外の禁止伝説を使い慣れていないための採用ですが、

優秀すぎるステータスと最強クラスのタイプでパーティ全体のタイプ補完を担ってくれる、何より相手への選出圧力の高さで選出しなくても仕事が出来てしまうどころかヌオーまで倒せるはずの反則的なポケモンでした。選出率5位(最終日投入のバンギよりかは多い)

技構成は当然の巨獣斬、黒バドと攻めの相性が良いインファ、ホウオウや鋼飛行組がやたら受け出されるので対策としてワイボ、役割対象のヌオーに負担をかけるためのムーンフォースで完璧?でした。

 

〇なぜこの型なのか?

・ザシアンを使う上で一番面倒なのはやはりヌオー。

・ヌオー入りの構築はザシアン対策をヌオーに一任していることが多くそこそこの確率で選出される。

ポケモンバトルデータベース様を確認するとS33ヌオーの食べ残し率は22%となってましたが自分はゴツメヌオーしか見たときがない。→ゴツメダメを貰わない技が強い?

・またヌオーは基本ザシアン以外に弱く初手に出されることがほとんどない。

上記の考えにより、初手にザシアンを出して受け出しで出てくるヌオーに対しムーンフォースでHPを半分削りつつ、こちらはゴツメダメを食らわないまま、相手に自己再生を強要(自己再生はPP16、ムンフォはPP24なので押し切れる可能性があるかつ急所の試行回数も稼げる)、もしくは特殊型とみて特殊受けのポケモンが出てきた際に物理技を叩き込む型として育成しました。特にゼルネ入り構築はヌオーが多かったのでゼルネ、ヌオーを相手に隙を見せずに1体で相手できる型でした。

性格がおっとりなのはBに下降補正をかけることでメタモンにコピーされた際にA無振りランドでも確定1発が取れるという相手視点でまずバレない対策が取れるためです。

なお、この型のザシアンを約50戦ほど使用し、ヌオー入りとあったのは2回。ヌオーが選出された回数は0回でした。

上記のザシアン①に戻すときちんとヌオー入りと当たり選出もされるので発狂するのにも適したザシアンでした。

唯一の活躍は悪ラオスのカウンターをムンフォで透かしたこと。相手は切断することで対応されました。

 

【基本選出】

特にありませんでしたが、気づけば

初手バド@サンダーラオスランドから2体の選出、もしくはバドザシサンダーかサンダーラオスランドの選出が一番多く、選出圧力もかけてある分選出されるポケモンも限られていたため、対応範囲が非常に広かったです。

 

以下は大体有利でした。(もちろん相手の腕前や運次第で普通に負けます。)

※上に記載してあるものほど優先度が高いことが多いです。

 例)ゼクロムオーガ構築であれば初手ゼクロムが来た場合、初手サンダーは不利対面ですが、オーガの方がきついので構わずにサンダーを初手置きする、もしくは中間択でザシアンを初手に置く。などを考えて選出する。それでも迷えば基本選出にする。

・欠伸ステロ要員入りには初手バド+@2(蜻蛉ができるサンダーが優先)

・ゼルネ入りには初手ザシアン+バド+サンダーが基本選出

・オーガ入りには初手サンダー(orザシアン)+ランド、バド、ラオス、ザシアンから2体

・ホウオウ入りには初手ランドorバンギ+ラオス@1

・ルギア入りには初手バド+@2(サンダーが優先)

・イベル入りには初手バド+裏にサンダーが確定+ランドorラオスorザシアン

・日食ネクロやゼクロムグラードン入りには初手バド+ランド+@1(ラオスかサンダーのことが多い)

・バドザシミラーは初手バド+@2ですが割となんでもOKです。

キュレム入りはブラックの両刀型やホワイトの物理型などにも多く当たり難しいですが、初手バド、ラオスorザシアン@1が多かったです。

ガオガエン入りには基本選出で大体OKです。

・Gヒヒダルママンムー、ポリゴン2、ウオノラゴン入りにはラオスが確定

・レシラム入りには当たりませんでしたが初手バンギ裏にランドorサンダーにすると思います。

ゴチルゼルヌケニンなどはまず選出されないので無視して選出を考えてました。

〇受けループは専用の選出を行う。

→受けループはダイナホウオウしか見かけませんでした。相手の選出は初手ホウオウ、裏にヌオーor鋼飛行+ラッキーorバンギであることがほとんどだったため(ムゲンダイナが選出されたことが一度もありませんでした。)

初手バンギorランド+裏にラオスが確定+バドorバンギとランドで初手に置かなかったほうといった選出をしました。

初手相手のホウオウは不意の岩技で出オチを避けるため必ず引くのでこちらはラオスに釣り交換。相手は物理受けに交代してくるのでそのままラオスの相手ができると考えて居座ってくれる。そこを起点に身代わりビルドで全抜きかTODを狙っていました。ダメそうなら選出を見て裏のバンギ、ランド、バドの誰かを通しに行く。

 

以下は大体不利でした。(もちろん魂を込めてプレイングし勝ちを狙いに行きます。)

レックウザ入りには当たりませんでしたが、技範囲が広く物理か特殊かが技を喰らうまで分からないため苦戦していたと思います。(初手ザシアンが正解。。。?)

ガマゲロゲ入りはこの構築を見て選出してきた時点で基本にダイマアタッカーのため、バドで対面的に動く、サンダーをうまく対面させてダイマを合わせる、先にラオスで展開してダイマする(ゲロゲが特殊だと悪手になるリスクがある)などやりようはありますがうまく行かないことが多くキツいです。

ディアルガ入りは初手バド、裏にザシ、ランド、ラオス当たりで対面的に動きます。

エルフーン入りは出来るだけバド+ザシ+サンダーで行きますが、択が多い印象でした。

メタモン入りにはメタモン対策はできるだけ行いましたがなんだかんだで面倒なことが多く、バドザシ両選出はまず行いません。(どうしても必要ならバドザシサンダーで行きます。)

ディアルガ×エルフーン×メタモン入りはまず勝てません。(どれか1体でも欠けてくれればまだ勝機は僅かながらあります。)

 

 

見られる方はまずいないと思いますが、何かあれば下記までお願い致します。

質問等には答えられない可能性もありますがご了承下さい。

@tac_red191