身代わりビルドレイン連撃ウーラオス
S33で使用した水ウーラオスの詳細解説として記載。
(※当構築のウーラオスは動画で紹介されていたウーラオスとは努力値振りが違いますが原案となったのでご紹介します。動画投稿者様の許可はいただきました。ミーヤch様ありがとうございます。)
【個体解説】
ウーラオス(れんげきのかた)@食べ残し
特性:不可視の拳
性格:陽気
H177(12)-A150-B151(244)-Cx-D80-S163(252+)
水流連打/ドレインパンチ/身代わり/ビルドアップ
H-食べ残し意識の16n+1
ヌオーの熱湯やポリゴン2の冷ビで身代わりが割れない。
B-ジガルデやヌオーなどに身代わりができるだけ割れないように限界まで振り
ポリゴン2のイカサマやガオガエンDDラリアットで身代わりがまず割れない。
A特化頑丈顎ウオノラゴンのエラガミを受け出しして確定3発。
A特化頑丈顎ウオノラゴンのハチマキエラガミを受け出しして最大131ダメ→次ターン先制ビルドやドレパンでHP管理が間に合う。※最終的には押し切られるかも。
A特化珠ガマゲロゲのダイソウゲンを確定耐え※構築で重いゲロゲに抗う択を増やせる。
〇原案となったラオスと違いについて
具体的には(実数値 原案:H193(140)A165(116) B120(0),本構築:H177(12)A150(0) B151(244))と落とすわけにはいかないS以外の全て物理耐久に回した点です。
物理耐久を高めることで以下のメリットがありました。
※もちろん、普通に使う分には原案のラオスの方が使いやすいです。
①ジガルデのアローで身代わりが割れなくなる可能性が上がり対ジガルデ性能がより安定しやすくなる。
②構築上重いポリゴン2のアナライズイカサマやガオガエンの攻撃で身代わりが割れない。→そのまま起点にでき、成功すればイージーウィンを狙える。
③原案だと特性天然のためヌオーの地震で身代わりを確定で割られてしまうが、ギリギリ有利乱数で身代わりが割れなくなる点(相手視点、こちらが自信満々にノータイムで身代わりを押すことで、ヌオーの地震で身代わりが確定耐えの耐久をしているようにも見えるのか地震で身代わりが割れなかった時点で降参を押された試合が何度もありました。)代わりにこちらもヌオーが突破出来ないように見えますが相手が地震しか押せない場面でドレパンでちょい削り→ストリーム→雨下ストリームで倒せます。(が、強者には読まれて負けた試合もあるので難しいです。)また、後述のTODを仕掛ける場合ヌオーを倒す必要がなく、地震のPPを枯らしにかかる動きもとれます。
④身代わりが割れなければいくら積んでもメタモンにコピーされないため実質メタモン対策になる。コピーされたとしても火力を大幅に落としてあるためで積んでなければ怖くない。(身代わりを割られそうならビルドは1、2回ほどで止めてこちらから攻めに行く)
〇通常の使用方法
本構築ではバドザシランドサンダーと高火力アタッカーが多いように見え、相手が火力の無い受けよりの選出をしてくれることが非常に多いです。
(特にポリゴン2、ガオガエンは構築にどう見ても刺さっているように見えるため誘い出しやすい。。。のにガエンはなかなか出てきませんでした。ポリ2は本当によく出てきたので狩りまくりました。)
それらのポケモンの技では身代わりが割れない耐久となっている(A特化ガオガエンのDDラリアットで乱数上4つで身代わり割りですが当たった試しがないですし、その型なら耐久が低いとわかる)
バドのタスキを自分からバラすことでこのラオスはハチマキであると思い込ませることができるため、身代わりを相手視点考慮出来ない状況を作り出し、身代わりビルドを積みやすくしています。
A無振りによる火力の無さも大抵ビルドが2回は積めるのでむしろ通常のラオスより高火力であったことの方が多かったです。
威嚇や鬼火がザシアンに当たっている場合などでは、超耐久によりザシアンの目の前でビルドを積んでそのまま3タテしたことすらありますし、先に展開してしまえばバドザシが不利を取るホウオウもそのまま殴り勝ててしまいます。
またダイストリームで雨にしサンダーへ繋ぐ動きも1度だけ行いました。
〇役割対象であるジガルデへの対応方法
使用方法は実に簡単で蛇睨みを打たれないタイミングでラオスに交代し身代わりを選択するだけです。
具体的には
①Aダウンも兼ねてランドなどに一旦バック→相手のジガルデが蛇睨み(ランドはクッション要員でもあるので麻痺しても構わないという考え)
②相手のジガルデは身代わりor積み技なので、ラオスに交代
③相手のジガルデは蛇睨みを選択するので、ラオスの身代わりで交わす。
④ラオスの方が速いので先にビルドを積み、相手のジガルデのアローで身代わりが割れなくする。
⑤相手は詰む。
です。
※相手のジガルデが草結び持ちの場合、(一度も当たりませんでしたが)行動はビルドアップが安定だと思いますが、間違っているかもしれません。理由は以下です。
相手視点に立つと、
・草結び持ちの場合、蛇睨みがない可能性があるかつ、蛇睨みがあってもこちらのラオスは身代わりを選択できるため、透かされると一気に不利になる。ので蛇睨みは打ってこない。
・ダイマダイソウゲンを選択した場合、こちらのラオスが身代わりを選択していたら、食べ残し+グラスフィールドで次ターンのラオス身代わりが更なる安定択となるためダイマの無駄打ちになるかつ、ダメージを与えられない。のでダイソウゲンは打ってこない。仮に打たれてもMAX75%のダメージなのでギリギリ耐えられて最低でもダイマターンを消費させることができて裏に繋げられる。
・草結びを選択した場合、こちらのラオスがダイマした場合、草結びを透かされ、ダイストリーム→ダイストリームで大ダメージを喰らってしまう。またラオスが引いてきた場合、裏に与えられるダメージが少ない。ので草結びは打ってこない。またこちらのラオスが身代わりを選択した場合、草結びを喰らって一ターン無駄にするだけになってしまうので意味がなく、仮に打たれても半分ちょいのダメージなので切り返しはまだ効く。
上記の理由によりジガルデが取る行動は
①こちらの交換もしくはダイマ読みで、身代わり(ダイストリームは1発入るがフォルムチェンジを狙いつつ、こちらのダイマを枯らせる強い動きが取れる。)
②こちらの交換読み、サウザンアロー
③ジガルデを引かせて、裏で対応する
の3択だと予想できるため、身代わりされても困らないかつ、サウザンアローのダメージを抑えられ、裏のポケモンに有利な状態で相対することができるビルドアップが正解かと考える。
また陽気の珠ジガルデともそこそこの頻度で当たりましたが、初ターンは先手でビルドが次ターンも後攻ですがビルドが積めるのでそのままダイマも考慮に入れつつ殴り合いました。
〇TODの仕掛け方
全人類、AS振りラオスを想定してくれるので相手の特殊アタッカーを倒す→ラオスの身代わりビルドで数的有利を保ってそのままTODを仕掛けにも行きました。構築上TODを仕掛ける場合、相手視点ではサンダーの身代わり羽休めやバンギの眠るは考慮できると思いますが、ラオスでTODを仕掛ける動きは誰にも読まれなかったです。大抵時間切れの前に降参されますが。
〇コピーザシアンへの切り返し
一度もこのような場面は来ませんでしたが、コピーザシアン①②ともに対面から切り返しが効くようになっています。
本構築のラオスは対面から
コピーザシアン①(A実数値190)にビルド2回→水流連打で攻撃を耐えつつ突破
コピーザシアン②(A実数値202)にビルド1回→水流連打で攻撃を耐えつつ突破
と言った動き方もできるためランドが削られてしまい後出し出来ない状況やそもそもランドが選出出来なかった場合でもメタモンへの対応範囲を広げられます。